日商簿記3級 · 仕訳の基本

借方・貸方を取引から決めるCurigo独自例題で学ぶ

「借方は左」と覚えても、取引を読むと迷う。まず増えたものを見つけ、5要素の置き場所に当てはめよう。

事業主から現金 100,000円から会社に元入れ
考え方の図。問題文は下の例題で確認できます。
日商簿記3級 · Curigo独自例題

例題・図を読む

事業主から現金 100,000円から会社に元入れ
事業主が事業資金として現金100,000円を元入れした。この取引を仕訳しなさい。消費税は考えない。

これはCurigoが作成した例題です。資格試験の実際の問題ではありません。

まず答えから

現金100,000円を元入れした仕訳は?

借方は現金100,000円、貸方は資本金100,000円。現金という資産と資本金という純資産が同時に増えます。

さわって理解する

取引を変えて左右の意味を見る

増えたものと減ったものを先に決める。仕訳の左右は5要素の増減から決まります。

現金を元入れ

借方 · 左現金 100,000円
貸方 · 右資本金 100,000円

資産と純資産が同時に増えます。

資産と純資産が同時に増えます。

解き方を順番に

STEP 01

「借方」「貸方」は左右の名前

借方は左、貸方は右です。「借りたお金」「貸したお金」という日常語の意味では決めません。まず取引に出てくる勘定科目を資産・負債・純資産・収益・費用に分けます。

資産と費用は増加を借方に置きます。負債・純資産・収益は増加を貸方に置きます。減少は反対側です。

STEP 02

現金と資本金がどう変わったか

会社に現金100,000円が入ったので現金という資産が増えました。資産の増加は借方です。

事業主が出した元手は資本金という純資産の増加です。純資産の増加は貸方に置きます。左右の金額はいずれも100,000円です。

STEP 03

左右の金額を照合する

仕訳は「借方 現金 100,000円 / 貸方 資本金 100,000円」です。左右の合計が一致することは必要ですが、それだけで正解とは限りません。科目と取引時点も確認します。

銀行から借りて現金を受け取った場合は、同じ現金の増加でも相手は資本金ではなく借入金です。取引の原因まで読む必要があります。

3問で思い出す

取引を自分で判断してみよう

Curigo独自の確認クイズです。答えを選んで理由まで確認できます。

0 / 3 問を確認

01 商品を現金8,000円で売った。増える収益を置く側は?
答えと理由を見る

貸方。売上は収益です。収益の増加は貸方に置きます。

02 銀行から20,000円を借りて現金を受け取った。貸方の科目は?
答えと理由を見る

借入金。返済義務が生じるので負債の借入金が増えます。

03 現金5,000円で家賃を払った。借方は?
答えと理由を見る

支払家賃5,000円。家賃は費用の増加なので借方です。現金の減少は貸方です。

よくある疑問

借方は「借りる」という意味ですか?

いいえ。仕訳の左側の名称です。取引の相手が借入先かどうかとは別に判断します。

左右の金額が同じなら正解ですか?

一致は必要条件です。勘定科目や発生時点が違えば誤った仕訳です。

範囲と例題の出典

この記事の例題・図・解説・クイズはCurigo編集部が独自に作成しました。実際の試験問題や公式サンプルの転載ではありません。試験範囲は次の公式資料で確認しています。

誤りの連絡:Curigo編集部