日商簿記2級 · 工業簿記・CVP

損益分岐点と貢献利益Curigo独自例題で学ぶ

売上高と費用の線が交わるところが損益分岐点。まず1個売ると固定費の回収にいくら使えるかを考えよう。

単価 800円から変動費 500円から固定費 90,000円
考え方の図。問題文は下の例題で確認できます。
日商簿記2級 · Curigo独自例題

例題・図を読む

単価 800円から変動費 500円から固定費 90,000円
製品の販売単価は1個800円、1個当たり変動費は500円、固定費は90,000円である。販売数量をq個とする。損益分岐点数量と、そのときの売上高を求めなさい。在庫の増減や税金は考えない。

これはCurigoが作成した例題です。資格試験の実際の問題ではありません。

まず答えから

損益分岐点は何個?

1個当たり貢献利益は800−500=300円。90,000÷300=300個が損益分岐点です。売上高は800×300=240,000円。

さわって理解する

販売数量を動かして損益を見る

数量を変えると売上高と総費用が変わります。2本の線の交点を探してみよう。

300個売った場合

売上高
240,000円
総費用
240,000円

売上高=800円×300個。総費用=90,000円+500円×300個。

300個:利益0円 · 損益分岐点

解き方を順番に

STEP 01

1個当たり貢献利益を出す

販売単価800円から変動費500円を引くと、1個につき300円が固定費の回収と利益に使えます。これを単位当たり貢献利益と呼びます。

販売数量q個なら売上高は800q円、総費用は500q+90,000円です。

STEP 02

固定費を回収できる数量を求める

損益分岐点では利益が0円なので800q=500q+90,000です。300q=90,000よりq=300個。

同じことを貢献利益で考えると固定費90,000円÷1個当たり300円=300個です。

STEP 03

売上高と条件を照合する

損益分岐点売上高は800円×300個=240,000円です。300個の総費用は500円×300個+90,000円=240,000円となり一致します。

この例では単価と単位当たり変動費、固定費が販売数量によらず一定と仮定しています。貢献利益が0以下なら、この式で有限の損益分岐点は求まりません。

3問で思い出す

取引を自分で判断してみよう

Curigo独自の確認クイズです。答えを選んで理由まで確認できます。

0 / 3 問を確認

01 単価1,000円、単位当たり変動費600円。貢献利益はいくら?
答えと理由を見る

400円。販売単価から変動費を引くので400円です。

02 貢献利益400円、固定費80,000円。損益分岐点数量は?
答えと理由を見る

200個。80,000円÷400円=200個です。

03 元の例で400個売れた。利益はいくら?
答えと理由を見る

30,000円。300円×400個−90,000円=30,000円です。

よくある疑問

損益分岐点数量と売上高は同じですか?

違います。この例では数量が300個、売上高は240,000円です。

変動費率で計算しても同じですか?

はい。貢献利益率は300÷800=37.5%。固定費90,000円÷0.375=240,000円の売上高になります。

範囲と例題の出典

この記事の例題・図・解説・クイズはCurigo編集部が独自に作成しました。実際の試験問題や公式サンプルの転載ではありません。試験範囲は次の公式資料で確認しています。

誤りの連絡:Curigo編集部