問題文・図
経済学部Ⅰ 第Ⅲ問

出題:中央大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗
条件を整理する
f(x)=x³−3x、a≠0とします。点(a,f(a))での接線、接点以外の曲線との共有点を求め、さらにa>0の場合の囲まれた面積をaで表す問題です。条件を解説用に要約しています。
f(x)=x³−3xの接線と曲線が囲む面積は?
a>0のとき、面積は27a⁴/4です。接線はy=(3a²−3)x−2a³、接点以外の交点は(−2a,−8a³+6a)。曲線と接線の差を(x−a)²(x+2a)と因数分解すると、積分区間と上下関係が決まります。
接点を動かして、面積の増え方をつかもう
a>0の範囲で接点を動かせます。青い曲線と緑の接線の間が求める面積です。下の表示は数値積分ではなく、導いた式27a⁴/4で計算しています。
a=1 · もう1つの交点 x=-2 · 面積=6.75
解法を、順番に。
接線は、傾きと通る点から書く
導関数はf′(x)=3x²−3なので、x=aでの傾きは3a²−3です。点(a,a³−3a)を通る直線として式を書き、定数項を整理します。f(a)をそのまま切片にしないようにしましょう。
接点は重解。差の式を因数分解する
曲線と接線を連立し、右辺を一方へ移すとx³−3a²x+2a³=0です。接点のx=aは重解なので、(x−a)²を因子に持ちます。展開して確かめると残りはx+2aになります。
接点以外ではx=−2a。これを元の曲線に代入するとy=−8a³+6aです。a≠0という条件により、−2aとaは異なり、確かに別の交点になります。
差の符号で、上から下を引く
a>0なので、左の交点は−2a、右の接点はaです。この区間では(x−a)²≧0かつx+2a≧0。したがって曲線−接線≧0となり、曲線が上にあります。グラフの見た目だけに頼らず、因数の符号で上下関係を確認できます。
積分するのはfだけでも接線だけでもなく、2つの差です。符号を確かめたので絶対値を外し、−2aからaまで積分します。
aを2倍にすると、面積は16倍になる
a=1では面積27/4、a=2では108です。横の長さがaに比例し、曲線と接線の縦の差がa³に比例するため、面積はa⁴に比例します。横幅だけを見て2倍と判断しないことがポイントです。
置換x=atでも確認できます。差はa³(t−1)²(t+2)、dx=a dtとなり、積分の前にa⁴が出ます。高校数学の定積分の計算と、図形の拡大の見方が結びつく部分です。
解き方、つかめた?
ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。
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よくある疑問
なぜa=0を除外するのですか?
a=0では曲線と接線の交点が原点だけになり、もう1つの異なる交点がなくなるためです。
積分では曲線と接線のどちらを上にしますか?
a>0で−2a≦x≦aの範囲では曲線が上です。差(x−a)²(x+2a)が非負であることから確認できます。
出典・解答の確認
出題:中央大学 2026年度 経済学部Ⅰ(2026-02-14実施)数学 第Ⅲ問。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。
解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。
