学習院大学 · 2025年度 · 接線・法線・面積の最小値

接線と法線の三角形を解く理学部コア試験 数学 第4問(1)〜(3)

接点Pが放物線上を動くと、接線と法線のx切片も変わります。切片の距離と高さから面積を作り、最後に微分します。

接線と法線でできる三角形の概念イラスト
考え方のイメージ図。正確な条件は下の図で確認。
学習院大学 2025年度 · 数学

問題文・図

理学部コア試験 第4問(1)〜(3)

理学部コア試験の数学。第1〜4問のうち記事に対応する大問を掲載します。

学習院大学2025年度 理学部コア試験 数学 第4問(1)〜(3):第4問 全設問の問題文・図・選択肢
第4問 全設問 · 公式PDF 8ページ

出題:学習院大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗

条件を整理する

C:y=x²+7上のP(t,t²+7)、t>0。Pでの接線Lと法線Nのx軸との交点をQ,Rとし、三角形PQRの面積Sを求める。さらに4tSの整数式とSの最小値を示す。

まず、答えから

面積Sが最小になるのは?

t=1/√5のときです。S=(4t²+1)(t²+7)²/(4t)で最小値は2916√5/125です。

さわって理解する

Pを3つの位置で見比べる

点Pの位置で三角形の底辺と高さが変わる様子を確認します。

接線・法線とx軸の三角形PQRt = 0.447 · S = 52.163

t=0.447 · 面積S=52.163(最小)

解法を、順番に。

STEP 01

(1) 接線と法線の傾きを求める

y'=2xなので接点での接線の傾きは2tです。法線はその負の逆数−1/(2t)。どちらもP(t,t²+7)を通る条件で式を出します。

L:y=2tx−t2+7,N:y=−x2t+t2+152L:y=2tx-t^2+7,\qquad N:y=-\frac{x}{2t}+t^2+\frac{15}{2}
STEP 02

(2) x切片の距離×高さで面積を作る

接線のx切片はQのx座標(t²−7)/(2t)。法線のx切片はRのx座標2t(t²+15/2)です。底辺QRに対する高さはPのy座標t²+7。QRの長さは((4t²+1)(t²+7))/(2t)に整理できます。

この因数分解から4tSは(t²+7)²で割り切れる整数係数の多項式だと分かります。

S=(4t2+1)(t2+7)24tS=\frac{(4t^2+1)(t^2+7)^2}{4t}
4tS=(4t2+1)(t2+7)24tS=(4t^2+1)(t^2+7)^2
STEP 03

(3) t>0で増減を判定する

Sを微分して正の因子を外すと符号を決めるのは5t²−1です。0<t<1/√5で減少し、t>1/√5で増加します。よってt=1/√5で最小です。代入すると2916√5/125になります。

S′=t2+74t2(5t2−1)(4t2+7)S'=\frac{t^2+7}{4t^2}(5t^2-1)(4t^2+7)
3問で、思い出す

解き方、つかめた?

ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。

0 / 3 問を確認

01 y=x²+7上のx=tでの法線の傾きは?
答えと理由を見る

−1/(2t)。接線の傾き2tの負の逆数です。

02 三角形PQRの高さは?
答えと理由を見る

t²+7。底辺QRがx軸上にあるのでPのy座標が高さです。

03 Sが最小になるt>0は?
答えと理由を見る

1/√5。S'の符号を決める因子5t²−1が0になる点です。

よくある疑問

4tSが割り切れるとは?

4tS=(4t²+1)(t²+7)²なので(t²+7)²を因子に持つという意味です。

t=0を候補に入れない理由は?

問題でt>0と指定され、法線の傾き−1/(2t)もt=0では定義できません。

出典・解答の確認

出題:学習院大学 2025年度 理学部コア試験(2025年2月7日実施)数学 第4問(1)〜(3)。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。

解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。

編集・検証方針 · 誤りの連絡:Curigo編集部