学習院大学 · 2025年度 · 円と直線の領域・最大最小

円と直線の領域で最大最小理学部コア試験 数学 第2問

円全体での最小値をそのまま使うと、直線x+y≥1の条件を見落とします。最大は円の接点。最小は直線と円の交点です。

円と直線の位置関係を示す概念イラスト
考え方のイメージ図。正確な条件は下の図で確認。
学習院大学 2025年度 · 数学

問題文・図

理学部コア試験 第2問

理学部コア試験の数学。第1〜4問のうち記事に対応する大問を掲載します。

学習院大学2025年度 理学部コア試験 数学 第2問:第2問 全設問の問題文・図・選択肢
第2問 全設問 · 公式PDF 6ページ

出題:学習院大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗

条件を整理する

実数x,yがx²+y²≤4かつx+y≥1を満たす。x+2yの最大値と最小値、そのときのx,yを求める。

まず、答えから

最大・最小と座標は?

最大値は2√5で(x,y)=(2/√5,4/√5)。最小値は(3−√7)/2で(x,y)=((1+√7)/2,(1−√7)/2)です。

さわって理解する

極値の位置を図で切り替える

最大は円の接点。最小は円と直線の交点です。

円と半平面でできる領域最小境界の交点で最小

最小値 (3−√7)/2

解法を、順番に。

STEP 01

領域を円と半平面の共通部分として読む

x²+y²≤4は半径2の円の内部です。x+y≥1は直線の上側に残る半平面。目的式x+2y=kは傾き−1/2の直線です。円と直線に触れる位置で極値を調べます。

STEP 02

最大は円の接点

Cauchy–Schwarzの不等式からx+2y≤√(x²+y²)√5≤2√5。等号は(x,y)=(2/√5,4/√5)で成立します。この点はx+y=6/√5>1なので許容領域内です。

x+2y≤25x+2y\leq 2\sqrt5
STEP 03

最小は境界x+y=1と円の交点

円だけを見た最小点は(−2/√5,−4/√5)ですがx+y<1で除外されます。直線x+y=1上でx+2y=2−xを最小にするには、円に入る範囲でxを最大にします。y=1−xを円に代入するとx=(1±√7)/2。大きい方が最小値(3−√7)/2を与えます。

x2+(1−x)2=4⇒x=1±72x^2+(1-x)^2=4\quad\Rightarrow\quad x=\frac{1\pm\sqrt7}{2}
3問で、思い出す

解き方、つかめた?

ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。

0 / 3 問を確認

01 x²+y²≤4だけから得られるx+2yの上界は?
答えと理由を見る

2√5。(x, y)と(1, 2)の内積にCauchy–Schwarzを使います。

02 円全体でx+2yが最小となる点は、x+y≥1を満たす?
答えと理由を見る

満たさない。x+y=−6/√5で1より小さくなります。

03 x+y=1上でx+2yを最小にするには?
答えと理由を見る

xを最大にする。y=1−xよりx+2y=2−xです。

よくある疑問

なぜ最大点は使える?

最大点のx+yは6/√5で1より大きく、両条件を満たすからです。

最小点はどう検算する?

x+y=1とx²+y²=4へ座標を戻し、x+2yを計算します。

出典・解答の確認

出題:学習院大学 2025年度 理学部コア試験(2025年2月7日実施)数学 第2問。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。

解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。

編集・検証方針 · 誤りの連絡:Curigo編集部