学習院大学 · 2025年度 · 三角関数の積分・対数

積分と対数不等式を解く理学部コア試験 数学 第1問(1)(2)

第1問は独立した2つの小問です。三角関数は次数を下げて積分。対数は底を5に揃えてから整数条件を調べます。

三角関数の積分を考える概念イラスト
考え方のイメージ図。正確な条件は下の図で確認。
学習院大学 2025年度 · 数学

問題文・図

理学部コア試験 第1問(1)(2)

理学部コア試験の数学。第1〜4問のうち記事に対応する大問を掲載します。

学習院大学2025年度 理学部コア試験 数学 第1問(1)(2):第1問 全設問の問題文・図・選択肢
第1問 全設問 · 公式PDF 5ページ

出題:学習院大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗

条件を整理する

(1) 0からπ/4までcos⁴xを積分する。(2) n>1の整数について1/log₂5+2/logₙ5<4を満たす最大のnを求める。

まず、答えから

2つの小問の答えは?

(1) 1/4+3π/32。(2) n=17です。対数はlog₅(2n²)<4に変形できます。

さわって理解する

2つの変形を切り替える

積分の次数下げと対数の底の変換を別々に確認します。

cos⁴xを次数下げ

最初の式

cos⁴x = (3 + 4cos2x + cos4x)/8

変形後

積分値 = 1/4 + 3π/32

倍角公式で積分しやすい形にします。

積分値:1/4 + 3π/32

解法を、順番に。

STEP 01

(1) cos⁴xは倍角公式で次数を下げる

cos²x=(1+cos2x)/2をもう一度使います。cos⁴x=(3+4cos2x+cos4x)/8です。定数項の積分は3π/32。cos2xの項は1/4、cos4xの項は端点で0になります。

∫0π/4cos⁡4x dx=3π32+14\int_0^{\pi/4}\cos^4x\,dx=\frac{3\pi}{32}+\frac14
STEP 02

(2) 底を5に揃えて不等式を解く

逆数の変換で1/log₂5=log₅2、1/logₙ5=log₅nです。よってlog₅(2n²)&lt;4。底5は1より大きいので2n²&lt;625です。n&lt;25/√2≒17.68より最大の整数は17。

境界の確認ではn=17は2n²=578&lt;625。n=18は648>625です。

log⁡5(2n2)<4  ⟺  2n2<625\log_5(2n^2)\lt4\iff 2n^2\lt625
3問で、思い出す

解き方、つかめた?

ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。

0 / 3 問を確認

01 cos⁴xを積分しやすい形にした式は?
答えと理由を見る

(3+4cos2x+cos4x)/8。cos²x=(1+cos2x)/2を二度使います。

02 1/log₂5は底を5に直すと?
答えと理由を見る

log₅2。対数の逆数の公式です。

03 2n²&lt;625かつn>1の整数で最大は?
答えと理由を見る

17。n=17なら578&lt;625。18なら648>625です。

よくある疑問

cos4xの積分はなぜ0?

sin4x/4を0とπ/4で評価すると両端とも0です。

n=18はなぜ不適?

2×18²=648で625より大きいからです。

出典・解答の確認

出題:学習院大学 2025年度 理学部コア試験(2025年2月7日実施)数学 第1問(1)(2)。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。

解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。

編集・検証方針 · 誤りの連絡:Curigo編集部