学習院大学 · 2026年度 · 指数関数の面積・回転体

指数関数の領域と回転体理学部コア試験 数学 第3問(1)(2)

同じ領域でも面積と回転体では積分の切り方が違います。面積はxで上下の差。y軸回転はyで半径log yを読むと式が短くなります。

曲線と積分領域の概念イラスト
考え方のイメージ図。正確な条件は下の図で確認。
学習院大学 2026年度 · 数学

問題文・図

理学部コア試験 第3問(1)(2)

理学部コア試験の数学。第1〜4問のうち記事に対応する大問を掲載します。

学習院大学2026年度 理学部コア試験 数学 第3問(1)(2):第3問 全設問の問題文・図・選択肢
第3問 全設問 · 公式PDF 7ページ

出題:学習院大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗

条件を整理する

y=eˣ、y軸、直線y=e³で囲まれた領域D。(1) 面積。(2) Dをy軸の周りに1回転した立体の体積。

まず、答えから

面積と回転体の体積は?

面積は2e³+1。体積はπ(5e³−2)です。回転体は高さyにおける半径log yの円盤を積み重ねます。

さわって理解する

同じ領域で求める量を切り替える

面積では上下の差。回転体ではy軸からの半径を見ます。

y=eˣ と y=e³ に囲まれる部分上下の差をxで積分

面積 2e³+1

解法を、順番に。

STEP 01

(1) x=0から3で上下の差を積分

y=eˣがy=e³と交わるのはx=3。上の線がe³、下の曲線がeˣなので差を0から3まで積分します。結果は3e³−(e³−1)=2e³+1です。

∫03(e3−ex) dx=2e3+1\int_0^3(e^3-e^x)\,dx=2e^3+1
STEP 02

(2) y軸回転では半径log yの円盤

yは1からe³まで動きます。y=eˣをx=log yに直すと、y軸から右端までの距離が半径log yです。円盤の面積π(log y)²を積分します。

部分積分を2回行い、(1)で求めた∫log yも利用するとπ(5e³−2)になります。

V=π∫1e3(log⁡y)2 dy=π(5e3−2)V=\pi\int_1^{e^3}(\log y)^2\,dy=\pi(5e^3-2)
3問で、思い出す

解き方、つかめた?

ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。

0 / 3 問を確認

01 y=eˣがy=e³と交わるxは?
答えと理由を見る

3。指数関数は一対一なのでx=3です。

02 y軸の周りに回す円盤の半径は?
答えと理由を見る

log y。y=eˣを解いたx=log yがy軸からの距離です。

03 y軸回転体の体積は?
答えと理由を見る

π(5e³−2)。π∫₁^{e³}(log y)²dyを部分積分します。

よくある疑問

xで回転体を計算できる?

円筒殻法なら可能です。2π∫₀³x(e³−eˣ)dxでも同じ値です。

体積にπが付く理由は?

半径log yの円盤の面積がπ(log y)²だからです。

出典・解答の確認

出題:学習院大学 2026年度 理学部コア試験(2026年2月7日実施)数学 第3問(1)(2)。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。

解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。

編集・検証方針 · 誤りの連絡:Curigo編集部