学習院大学 · 2026年度 · 接線・判別式・最小値

2本の接線と中点の最小値理学部コア試験 数学 第2問(1)(2)

接点のx座標を未知数にすると、接線が2本あることは二次方程式の異なる実数解に置き換わります。中点の高さは解と係数の関係から一気に求めます。

曲線と接線を考える概念イラスト
考え方のイメージ図。正確な条件は下の図で確認。
学習院大学 2026年度 · 数学

問題文・図

理学部コア試験 第2問(1)(2)

理学部コア試験の数学。第1〜4問のうち記事に対応する大問を掲載します。

学習院大学2026年度 理学部コア試験 数学 第2問(1)(2):第2問 全設問の問題文・図・選択肢
第2問 全設問 · 公式PDF 6ページ

出題:学習院大学。公式問題の該当箇所を抜粋。原本PDF ↗

条件を整理する

C₁:y=1/x(x<0)上の点PからC₂:y=x²へ引く接線がちょうど2本あることを示す。2接点Q,Rの中点のy座標の最小値を求める。

まず、答えから

接線はなぜ2本?中点の最小値は?

P=(−p,−1/p)、p>0と置くと接点のx座標はs²+2ps−1/p=0の2実根です。判別式は正。中点のy座標は2p²+1/pで、最小値は3/∛2です。

さわって理解する

Pの位置と中点の高さを見る

pを3つの位置で比べます。谷の位置が最小です。

接点2つの中点の高さPp=0.63 · 中点のy=2.381

p=0.63 · 中点のy=2.381(最小 3/∛2)

解法を、順番に。

STEP 01

(1) 接点sの接線がPを通る条件を作る

放物線y=x²のx=sにおける接線はy=2sx−s²。P=(−p,−1/p)、p>0を代入するとs²+2ps−1/p=0です。判別式は4p²+4/pで常に正。異なる2本の接線があります。

s2+2ps−1p=0,D=4p2+4p>0s^2+2ps-\frac1p=0,\qquad D=4p^2+\frac4p>0
STEP 02

(2) 2接点の中点のy座標を解と係数で求める

接点のx座標をs,tとするとs+t=−2p、st=−1/pです。y座標はs²,t²なので中点の高さは(s²+t²)/2=((s+t)²−2st)/2=2p²+1/pになります。

s2+t22=2p2+1p\frac{s^2+t^2}{2}=2p^2+\frac1p
STEP 03

微分で最小値を確定する

f(p)=2p²+1/pを微分するとf′(p)=4p−1/p²です。p>0でp=1/∛4を境に減少から増加に変わります。代入して最小値3/∛2を得ます。

f(143)=323f\left(\frac1{\sqrt[3]{4}}\right)=\frac3{\sqrt[3]{2}}
3問で、思い出す

解き方、つかめた?

ここからはCurigo独自の確認クイズです。選んだあと、理由まで確かめましょう。

0 / 3 問を確認

01 y=x²のx=sでの接線は?
答えと理由を見る

y=2sx−s²。導関数は2s。点(s,s²)を通る式です。

02 p>0でs²+2ps−1/p=0の判別式は?
答えと理由を見る

4p²+4/p。b²−4acを計算すると正になります。

03 中点のy座標をs+tとstで表す式は?
答えと理由を見る

((s+t)²−2st)/2。接点のy座標はs²とt²です。

よくある疑問

判別式が正なら接線も2本?

接点のx座標が異なる2実根になり、接線の傾き2sも異なるため2本です。

p=0を含めない理由は?

Pはy=1/xの負側にありx=0は定義域に入りません。

出典・解答の確認

出題:学習院大学 2026年度 理学部コア試験(2026年2月7日実施)数学 第2問(1)(2)。問題文・図・選択肢は大学公式PDFの該当箇所を抜粋して掲載しています。「条件を整理する」はCurigoによる要約です。

解説・計算図・確認クイズはCurigoが独自に作成。公開されている解答例との照合に加え、代入・式変形・全列挙・数値計算など、設問に応じた検算を行っています。図の操作は理解を助けるためのもので、証明は本文に示しています。

編集・検証方針 · 誤りの連絡:Curigo編集部